「たっくん、お待たせ。」






墓地の入り口に立っていた、愛する人。





「ちゃんと話せたか?」



「うん!ありがとう。」







優しく微笑むたっくんと手をつなぎ、歩き出した時だった。







「直ちゃん?」



「えっ?」





正面から歩いてきた、見覚えのある人。





「直ちゃん、久しぶりね。
来てくれたの?」



「お義母さんっ・・・・・。」