これは、空のペットボトル。
これは、何かのビニール。
これは、丸めたティッシュ。


大きなゴミ袋を何枚か用意して、分別しながら床に落ちているゴミを捨てていく。


本当に汚い......、あ、このノートの切れ端はきれいだ。
誰かが授業でつかっているものかな?


何も書いてない真っ白のノートの切れ端をぺらっと裏返すと、そこには野球部員にしては意外なほどにキレイな文字で、びっしりと文字が書かれていた。


何の授業かな......



ハイヤー!俺の球が捕れるやつは捕ってみろよ
ハイヤー!ついてこれるやつはついてこいよ
ハイヤー!俺をなめると血しぶきが飛ぶ
ハイヤー!その先にあるものが見たいか



以下延々、ハイヤー!ハイヤー!と続く。


こ、れ、は......。