「で、でも、まずミッチーは私に興味ないと思う」

「そんなことないですよぅ。
この前あみ先輩のこと可愛いって言ってましたよ?」

「えっ......、ミッチーが?私のこと可愛いって?
なにそれ嬉しい」

「はい。そ、れ、にー、三浦くん今彼女募集中だから、いけますってー。三浦くんみたいな人がフリーなんて、なかなかないですよ?今いっとかなきゃ損しますよ?
絶対一年の女子にも三浦くん狙ってる子いっぱいいますもん。早くしないと彼女できちゃいますよー」

「そ、そうかなぁ。ミッチーモテそうだもんね。
......いけると思う?」


って違う違う。なんでさほちゃんにそそのかされて、うっかり乗り気になっちゃってるんだ。

たしかにミッチーはかっこいいし、素敵筋肉だけど......。


「いけますよぅ。三浦くんと付き合ったら、壁ドンとかされちゃうかもしれないですよ?あみ先輩の大好きな、あのたくましい腕で」


ミッチーの素敵筋肉で、壁ドン?

先輩を俺だけのものにしたい。
こんなことしなくても、私はミッチーのものだよ?
あみ......。
健人......。

とか、そんな感じになっちゃうの?