にっしーじゃないけど、私にも今は進路やテストのことよりももっと気になることがある。
「今日はどうする?一緒に帰る?
久しぶりにグラウンド使えるなら、マサたちと残って練習していこうと思うんだけど......」
少しぬかるんだグラウンドの端の方を二人で歩きながら、にっしーは私の顔色を伺いながらも心ここにあらずといった感じだ。
そんなに早く野球がしたいのか、さっきからそわそわして、たぶん意識が違うとこにいっちゃってる。
「......いいよ?練習していきなよ。
私、先に帰ってるね」
そんなことを話しながら歩いていると、すでにユニフォームにきがえているいつき先輩とすれ違ったので挨拶をする。
「こんにちは。
また一緒にきてるの?今日も仲いいな」
「はいっ!」
目尻を下げていつものように癒し系笑顔のいつき先輩と、元気良く返事をしたにっしーを横目で見る。
それから、私も曖昧に笑って、いつき先輩に頭を下げた。
「今日はどうする?一緒に帰る?
久しぶりにグラウンド使えるなら、マサたちと残って練習していこうと思うんだけど......」
少しぬかるんだグラウンドの端の方を二人で歩きながら、にっしーは私の顔色を伺いながらも心ここにあらずといった感じだ。
そんなに早く野球がしたいのか、さっきからそわそわして、たぶん意識が違うとこにいっちゃってる。
「......いいよ?練習していきなよ。
私、先に帰ってるね」
そんなことを話しながら歩いていると、すでにユニフォームにきがえているいつき先輩とすれ違ったので挨拶をする。
「こんにちは。
また一緒にきてるの?今日も仲いいな」
「はいっ!」
目尻を下げていつものように癒し系笑顔のいつき先輩と、元気良く返事をしたにっしーを横目で見る。
それから、私も曖昧に笑って、いつき先輩に頭を下げた。