早起きして、雑巾がけして。
休む間もなく、ご飯作って。
一日中駆け回っても、旦那様の評価は手厳しいと。
「絶対、厭っ」
思わず、叫ぶと、潮が伝票を手に取り、
「本当はあんたの愚痴に付き合う代わりに奢らせようと思ってたんだけど。
これ払ったげるから、あんた、卯崎さんと結婚しなさい。
私と真人くんの幸せな結婚生活のために」
軽く意味がわからないんだが。
後輩たちは、さっさと立ち上がり、
「ご馳走さまです、潮さん」
「ご馳走さま〜。
莉王先輩、お幸せに〜」
だ、誰も私の味方じゃない……と思いながら、莉王は一人座ったまま、ミルクティーを啜った。
休む間もなく、ご飯作って。
一日中駆け回っても、旦那様の評価は手厳しいと。
「絶対、厭っ」
思わず、叫ぶと、潮が伝票を手に取り、
「本当はあんたの愚痴に付き合う代わりに奢らせようと思ってたんだけど。
これ払ったげるから、あんた、卯崎さんと結婚しなさい。
私と真人くんの幸せな結婚生活のために」
軽く意味がわからないんだが。
後輩たちは、さっさと立ち上がり、
「ご馳走さまです、潮さん」
「ご馳走さま〜。
莉王先輩、お幸せに〜」
だ、誰も私の味方じゃない……と思いながら、莉王は一人座ったまま、ミルクティーを啜った。