「うわぁ~!!もう夕日沈むじゃん!!」


気付くと、もう空は暗くなり始めていた。

夕日の部分だけ紫色になっている。



お母さんには少し遅くなるって言ってるけど…。


「んじゃあ、そろそろ帰るか!!」


先生の剛さんはやっぱ厳しい……。



「ま、待って!!あと1つ大事な物が残ってる!!」


あたしが一番乗りたかったもの。


「コレでしょ?わかってるよ~。遊園地といえばコレだもんね」


愛美さんは笑顔でソレを指さした。



うん!!と笑顔で頷いた。






大きな大きな、一番ロマンチックな乗り物。