電話の切れたスマホの画面を、ぽかんとした顔で見つめるあたし。 「ちょっとゆら!なんて顔してんのよ!」 目の前で、優華が手をひらひらと振る。 そのおかげで、あたしははっと気を取り戻すことができた。 「すごいね、ゆら!やったじゃん!立花さんからお誘いなんて!」 美奈は目をキラキラと輝かせる。 「あっ、うん。そうなのかな。」 あたしはいまだに実感がわかない。 だって、、 こんなこと初めてだから、よくわからないや。