「もっ、もしもし?」 あたしは緊張から、少しどもってしまった。 「あっ、もしもし、ゆらちゃん?急にごめんね。いま大丈夫?」 「はい。大丈夫です。」 何だろう、とスマホを持つ手に力が入る。 「今度の日曜なんだけどさ、夜とか時間ある?」 「えっ?日曜の夜ですか?」 「うん。もしよかったら、ご飯でもどうかなって。」 「えっ?ああ、えっと、、」