さっきの優華からの電話のあと、少したって、また電話がなる。




「もしもし、優華?今度はなに?ねぇ、何かあったの?」


「大ありだよ!」


「えっ?何があったの?」


「ゆら、窓の外見てみて。」


「えっ、外?」




あたしは急いで立ち上がり、窓にかけよった。



窓を開けて外を見ると、、






「愁、、くん、、?」





そこには、会いたくて会いたくてしょうがなかった、愁くんの姿があった。





「うそ、、なんで、、」



、、涙が溢れた。




「ゆら!ゆら、見つけた?立花さん。早く、外出なよ?じゃあね!」



それだけ言うと、優華は電話を切った。




でも、あたしはその場から動けない。



すると、、



「降りてきてくれないの?」



ずっと下からあたしを見ていた愁くんが、少し大きな声で言った。



あたしは走った。


愁くんのもとへ、、。