確かに、いまあたしは愁くんと結ばれてるけど、、
でもやっぱり女の子は、こういうの大好きだよね。
それに、、お願いしたかったんだ。
いまは結ばれてるけど、これから先の未来も、どうか愁くんと結ばれていますように、って。
「わぁ〜、このお守りかわいい〜。」
縁結び神社には、ペア物のかわいいお守りがたくさん並んでいた。
「これ、愁くんお揃いで持っててくれる?」
あたしが聞くと、愁くんは呆れたように、でも優しく笑って、いいよって言ってくれた。
そしていつものように、お会計をしようとしてくれたけど、、
「待って待って!愁くんの持つやつはあたしに買わせて?」
「ん?なんで?」
「いいから〜!あたしのやつを愁くんが買って?」
愁くんはよくわかってない感じだったけど、あたしの言う通り、あたしの分だけを買ってくれた。
「はい、交換だよ〜!」
あたしは、自分が買った愁くんの分のお守りを渡す。
「交換?」
またも愁くんは、わけわかんないって顔して、あたしの分のお守りを渡してくれた。
目を丸くして、きょとんとしてる愁くんの顔がかわいい。