やっとの思いで美奈の家にたどり着き、優華がピンポンを鳴らす。



しばらくして、、


ガチャ、、


そっとドアが開いて、泣き腫らした目の美奈が顔を出した。



「ゆら、、優華、、」


あたしたちの顔を見ると、美奈の目からまた涙があふれる。


「美奈、、どうしたの?」


あたしが聞くと、美奈はとりあえず上がってって言って、あたしと優華を自分の部屋に入れてくれた。



あたしと優華が下に座ると、美奈はベットに座る。




「何があったの?すごい心配してたんだよ?ゆらもあたしも。」


「うっ、、ごめんね、ほん、とに、、」



美奈の涙が止まらない。


あたしは美奈のそばに行きベットに腰かけ、そっと美奈を抱きしめて背中をさする。



しばらくして少し落ち着いた美奈は、いまにも消えちゃいそうな声で、ゆっくり話し始めた。


話を聞きながら、あたしはあいづちさえもうてなくなっていた。


だって、、