黙ってあたしの頭をなでてくれた。
「そんな優しいゆらも好きだよ。」
って言ってくれる。
「こくらい普通だよ。でもね、連絡取れなくて会いに行こうって思ったら、あたし美奈の家も知らないし、美奈の行きそうな所もわからなかったの。なんか、、大学で仲良くなって2年もたってたのに、あたし美奈のこと何にも知らなかったんだな〜って思って。」
「だからって、俺はゆらが美奈ちゃんのことを軽く考えてたとは思わないよ。」
「愁くん、、」
愁くんはあたしの欲しかった言葉をくれた。
最近悩んでたのはね、もちろん美奈が心配ってことだけど、、
でもそれと同時に、美奈のこと全然わかってなかった自分に気づいて、、
あたし2年間なにやってたんだろうって。
美奈のこと知ろうともしてなかったんだな。
仲良いって思ってたけど、つもりだけで、本当は上辺だったのかなって思ってた。
それがすごく悔しくて、そんな自分が嫌になってたんだ。
あたしは涙があふれちゃって、、
そしたら愁くんが優しく抱きしめてくれた。
「もうちょっと待ってみような。」
そう言って頭をなでてくれる。
愁くんのおかげで、少し心が落ち着いた。