「うーん、確かに似合うし珠希らしいセレクトだけど、黒とか赤とか意外性があってもいいかもね。因みに同棲じゃなくて、居候ね」
黒と赤ね、と珠希は独り言ちながら店内を物色し、ワインレッドに黒のレースが重ねられたランジェリーを手に持って戻ってくる。
「どうかな?」
ショーツの部分がレースになっており透けそうだ、色々と。
しかし、上品なデザインなので「やり過ぎ感」はなく適度に色っぽい。
「いいわね、素敵なデザイン。私も買おうかしら」里恵が食い付いた。
色違いでネイビーに白いレースの組み合わせを手に取る。
「どうせなら三人でお揃いにしない?!」珠希が余計な提案をしてきた。
「いいよ、私は。当分使う予定もないし」私は肩をすくめた。
「何いってるのー!薫!予定がなくたってランジェリーは新しいものを身につけないと運気が下がるわよ」
「え、そうなの?」友里恵の台詞に思わずギクリとする。
「ほら、薫はこの色が似合うわよ」
珠希がピンクに白レースバージョンを差し出す。確かに素敵。
「でも可愛い過ぎないかな?」
「ギャップよ、ギャップ。刑事さんもイチコロだわー」友里恵はニッコリと微笑んだ。
だから、関係ないってば。
いちいち否定するのも面倒になってきた。
結局、2人に乗せられて3人色違いでお揃いのデザインを買ってしまった。
黒と赤ね、と珠希は独り言ちながら店内を物色し、ワインレッドに黒のレースが重ねられたランジェリーを手に持って戻ってくる。
「どうかな?」
ショーツの部分がレースになっており透けそうだ、色々と。
しかし、上品なデザインなので「やり過ぎ感」はなく適度に色っぽい。
「いいわね、素敵なデザイン。私も買おうかしら」里恵が食い付いた。
色違いでネイビーに白いレースの組み合わせを手に取る。
「どうせなら三人でお揃いにしない?!」珠希が余計な提案をしてきた。
「いいよ、私は。当分使う予定もないし」私は肩をすくめた。
「何いってるのー!薫!予定がなくたってランジェリーは新しいものを身につけないと運気が下がるわよ」
「え、そうなの?」友里恵の台詞に思わずギクリとする。
「ほら、薫はこの色が似合うわよ」
珠希がピンクに白レースバージョンを差し出す。確かに素敵。
「でも可愛い過ぎないかな?」
「ギャップよ、ギャップ。刑事さんもイチコロだわー」友里恵はニッコリと微笑んだ。
だから、関係ないってば。
いちいち否定するのも面倒になってきた。
結局、2人に乗せられて3人色違いでお揃いのデザインを買ってしまった。