「お前、隠そうとしてくれてたのか。」 「ううん。逆。今、言ってあげようと思ってたんだ。」 「どうりで、朝に浮かない顔をしてたってわけか。」 「そ、そんなに顔に出てましたか?」 「出てました。」 拓海は、即答した。 私は不器用だから、嘘つくのとかもすぐに顔に出ちゃうんだよね。