美憂には中学校の頃から2年間片思いしている男子がいた。
だけど、つっちーと毎日話すうちに、その気持ちは薄れていった。
高校1年の5月、GWにその男子に付き合って。って言われて付き合ったけど
気持ちがそこまで強くなかったせいか、
3日で別れた。
GW明けの学校、掃除の時間・・・
「つっちー!」
ドンッ―――
美憂はつっちーに突進した。
掃除の時間につっちーに突進しに行くのは
最近では当たり前になっていた。
「やっぱ今日も来た。」
つっちーがそう言いながら美憂の頭を軽く叩いた。
「ごめんね☆
やだ?」
「別にいいけど笑」
「そいえば聞いて!
3日で別れた笑」
美憂はさっそく報告した。
「え!?何で。
好きだったんじゃないの?」
つっちーは驚きながら美憂に聞いた。
「うーん、何か、学校違うし、気持ち薄れちゃった☆」
「2年間の片思い終わるの早 笑」
「えへへ☆
つっちーの方が好き♡」
もちろん友達としてだけどね。
つっちーおもしろいし、よく話聞いてくれるし。
つっちーは笑いながら
「ありがと~」
って一言言った。