「どれにする?」

「どうしよう…こっちも食べたいしこっちも食べたい」

凄く悩んじゃうな

「だったら両方買おうよ。俺こっち買うから梨央は、こっち…二人で食べよ」

「いいの?」

「うん…俺注文するから梨央は、ベンチに座って待ってて」

私は、蒼に言われた通りベンチに座って待っていた。

「ねぇ君一人?」

「すげぇ可愛い」

私は、知らない男の人達に声をかけられた。

「いえ…一人じゃないんで」

私は、冷たく言った。

「だったらお友達も誘って一緒に遊ぼうよ」

「友達じゃなくて彼氏です」

「へぇ彼氏いるんだ。けどそいつ大したことないんでしょ」

蒼が大したことない?あんた達なんかよりずっといい男よ。

「そんな奴放っといていいから行こうよ」

私は、その人達に腕を引っ張られた。