「俺達も行きましょ」

「うん。そうだね」

私達は、屋上に行った。

「今のびっくりしちゃった」

「爽太ですか?」

私は、お弁当の蓋を開けながら神楽君に聞かれてコクコクっと頷いた。

「爽太沢木先輩のこと好きですから」

「へぇーそうなんだ」

って…ん?今好きって言わなかった?

早倉君が友子を…

「え、嘘…本当なの?」

神楽君がさらっと言うから思わず聞き流すとこだった。

「本当ですよ。あ、今の内緒ですからね」

神楽君は、自分の唇に人差し指を当てた。