「ほら早く行ってあげたら、待ってるよ」

「あ、うん。でも友子は?」

「私は」

「友子先輩よかったら一緒に食べませんか?」

早倉君だ。友子びっくりしてる…でもなんで早倉君が?

「俺1年の早倉爽太って言います」

「知ってます」

友子が顔を真っ赤にして言うもんだから驚いた。

「知ってくれてるんですか。凄く嬉しいです」

早倉君は、笑顔で言った。

うわーここに居る女子達顔真っ赤だよ。

ずるいって声も聞こえるし…

神楽君も人気らしいけど早倉君も凄い人気だ。

「でも私じゃ」

「俺は、友子先輩と一緒に食べたいんです」

そう言って早倉君は、友子の手を引っ張って歩き出した。