休み時間になり友子がニヤニヤしながら
私の席に来た。

「でどういうことなのよ」

「昨日陽翔と別れて神楽君のこと好きって気づいたからなんだけど」

「やっぱりね」

やっぱり?やっぱりってなに?

私は、首を傾げた。

「やっぱりって?」

「私梨央が神楽君のこと好きなこと知ってたわよ」

「え」

私は、一気に顔が真っ赤になった。

それに恥ずかしすぎて全身熱い。

「あんた前にも話したけど普段クールに思われてるじゃない。そんなことないのに」

私は、友子が何を言いたいのか分からなかった。

「でも梨央…神楽君の前じゃコロコロ表情変わるから」

「そうかな?」

「そうだよ。だから自分で気づいてないだけで本当は、神楽君のこと好きなんじゃないかって思ってた」

友子は、本当私のことよく見てるな。