「本当にこいつでいいんですか?」

「おい余計なこと言うなよ」

神楽君は、早倉君を睨んでいた。

「だって先輩なら他にも相手いるだろうし」

「他になんて居ないです。確かに私は、他の人と付き合ってきたけど今は、神楽君が大好きなんです」

私なんで年下相手に敬語使ってるんだろう。

「先輩俺も大好きです」

また神楽君は、私を抱きしめてきた。

「ちょっと神楽君」

私さっきから顔真っ赤になり過ぎ。

だって凄く恥ずかしい。

「だからやめろって…しつこいと先輩に嫌われるぞ」

「え」

神楽君は、私を離してこっちを見た。

なんか捨て犬みたいな目で見てくるんだけど。

「嫌いになったりしないから」

そう言えば神楽君は、嬉しそうにまた私に抱きつこうとしてくる。

「はい。ストップ」

早倉君が私と神楽君の間に入って止めてくれた。