その1時限目から7時限目まで、目をバッチリ開けて勉強に励みました、茉莉です。


『うっはぁ~!やっと帰れる........』


『茉莉じゃーねー。』


『うん。また明日。』


そう言って美紗子ちゃんは帰っていきました。


私には、帰る人(仮)がいますから。

『紫音くん、帰ろ。』


そう、私の彼氏くんです。


でも........


『紫音っ!かーえろ!』

『ん。』


と、幼馴染みの紀子ちゃんと帰ってしまいます。