「ん…」

ぼんやりと目を覚ました。

固いコンクリートに横になっている。

「あれ!?」

手足が縛られている。

「誰か!助けて!」

あ…ここ…体育倉庫だ。

暗いし、怖いよ…

「誰か!」

「あっれー?もう起きちゃったの?」

1人の男がやって来た。

「いやっ…」

「可愛がってあげよっか?」

男が手を伸ばしてくる。

「やめて!」

男の手がどんどん迫ってくる。

「いやぁぁぁ!」

…?

男の手が、止まった…。