◇◇◇◇
日直でゴミを捨てに行っている。

「うー…重ーい…」

「俺が持つよ。って…」

「ありがとうございますっ………!?」

ひ、弘樹くん…

「よお、日向。何だ、1人か?俺達が相手してやろっか?」

「俺、達…?」

そう言うと、5人背の高い男が出てきた。

逃げようとすると、茶髪の男に手を掴まれた。

「いやっ…」

「いやっ、だってさ。可愛い♡」

「やめて!」

「…叫んでも、誰も来てくれねーぞ?」

弘樹くんが、表情ひとつ変えずに言う。

怖い、怖い……

「んっ!?」

布で口を塞がれた。

意識が遠のいて行く。

薬…?

そのまま深い闇に落ちて行った。