涙が止まらなかった。


大好きだった。


ちゃんと恋してた。

尚輝を愛してた。


尚輝と居たら幸せなのに、あたしは試練の道…健太を選んだ。


尚輝が言ってた。


「歩は俺の運命の人」



あたしは、尚輝の運命の人なんかじゃないよ。


尚輝の運命の人はきっと、あたしよりももっともっと優しい人。 

人想いな貴方と釣り合う人。


だから、ゴメンね。


さよなら…尚輝。