あたしが落とした消しゴム。


それを拾った健太。

そして、消しゴムを握ったまま返してくれない健太の手を、大袈裟に包み取った事。


健太の体温を感じたくて、止まらなかったあの想い。


今でも、あの温もりは消えずにあたしの体温に混ざってる。