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『メッセージ読みました。

 俺の元ギルドの初心者警備隊の現状を聞いて驚きました。

 キャスケに協力を頼んでギルドメンバーを集めて、今日の21時から会議を開くことになりました。

 結果はまた後々。

 携帯のアドレス教えてくれてありがとう。この方が連絡取りやすいな。

 ついでに携帯番号も教えとく』



 結衣が携帯の画面の時計を確認すると、地球時間は20:00。

「きっと、ギルドメンバー以外は入れない会議なのよね」

 結衣は返信ボタンを押し、本文に自分の携帯番号をのせていく。

「うまくいきますように…ルークのために、それに、今後の太陽神界のためにも」

 結衣は携帯を手に掴んだまま、重くなってきた目をパチパチさせる。

「……祥平もそろそろ家についたかな?」

 まぶたが重い。

「さっきのビーフン、おいしかったな。きょうはやっぱりいい日だったよね。がんばれば、また痛みなく歩けるようになるなら、もう他に望むことなんてないよ……きっと、夏休みが終る頃には、元気にみんなに会え……」