*蘭seid*

あの日からずっと、私と廉は話をしていない。そりゃー、あんな終わり方じゃ気まづいよ。

でも、ついつい廉を見てしまう。

こっち向かないかな?
本当はまだ私を好きなんじゃないかな?

隣の席から見る廉の横顔はどこか寂しそうに見える。もう本当に彼女がいるならば、そんな顔はしないだろう。

あ、そーか!喧嘩したのか。

なんて、自分にとってマイナスに捉えてしまう。