先に進ほど暗闇は深くなっていった。



だが不思議な事に自分の体だけは光って目で視る事ができた。



「こっち、もっとこっち」



私を呼ぶ声がだんだん近くなってきた。


さっきから足に何かが引っかかる…
私は触ってみたり、近くで見つめたりしてみているのだが自分以外は何も見えない。





ザクッ…


ザクッ…ザクッ…



前から不可解な音が聞こえはじめた。



私はさらに奥に足を進める。