私は小屋の前にぼーっと立っていた。
小屋。なんの変哲もない小屋。…変わっているコトは血に濡れて深紅に染まっているぐらい。

何分…何時間そこに立ち尽くしていただろうか…ふと


「中においでよ」




と言われた気がした。





…私はゆっくりとドアノブに手を伸ばした。