「冗談じゃないんだ。
俺たちわかれよう。
じゃあな。」

俺はそういうと愛を
置いて歩きだした。

後ろでは愛が
泣きながら俺の名前を
呼んでいる。

何度も振り返って
走っていこうとする足を
前に進ませた。

それから何ヵ月後
愛に彼氏が出来た
という話を聞いて安心する反面
後悔が胸の奥底にうずまいた。