森を吹き抜ける
冷たい風に乗り
君の歌声が聞こえた。

「女の人だね。綺麗な声。」
妹は目をつぶって聞いていた。

俺も目をつぶろうとしたとき
目の前を髪の長い
女の子が横切った。