愛の言葉に
びっくりした。

「愛、樹姫は妖精じゃない。」

そう言った俺に
愛は抱きついて

「妖精だもん。
 もの森の妖精だもん。」

そういい終わると
プツンと何かが
きれたように
愛は泣き始めた。

愛の背中をさすりながら

「どうして分かるんだ?」

と聞いてみた。