妹は肩で息を
しながらそう言った。

「髪の長い歌の上手な妖精!」

妹はキラキラした
目で俺を見た。

「そんなはずないだろ。」

「本当だもん。見たんだから!」

妹はそう言うと
俺の部屋から出ていった。