樹姫は色白で
ブラウンの髪は長く
とても綺麗だった。

俺は隣に居るだけで
ドキドキした。

「幸樹っていい名前。」

突然樹姫がそういった。

「え?」

「幸せの樹なんてすてき。
 私樹がすきなの。」

「樹姫もいい名前だよ。」

「ありがと。」

樹姫は顔を赤くして
にっこりと笑った。