それから午後の授業中、俺は相原の背中を注意深く見つめていた。 さすがに授業中は集中しているのか、俺の方を見ようとする動きは一切感じられない。 相原が再び俺に視線を寄越したのは休み時間になってからだった。 「マジでなんなんだ…?」 気になる。気になる。 そして、ついつい俺も相原を見てしまう。 こんなことが何日も続いたある日。 「今日は席替えするぞー」