「あっ紗絵ちゃんおはよー!」

「佳那ー!おはよー」

この子は河野 紗絵(Kawano Sae)ちゃん
私とは高校で友達になったの
今では親友って呼べちゃうくらい仲いいの!
私は一人っ子だから、お姉ちゃんって感じかな。

「ねぇ紗絵ちゃん、なんでみんなこんなに騒がしいのかな?」

「えっ!佳那しらないの?今日うちのクラスに転校生来るんだよ。」

「そうなの!?こんな時期に珍しいね」

キーンコーンカーンコーン

「あっチャイムなったから席戻るね バイバイ」

私は窓側の後ろから2列目の席。紗絵ちゃんは廊下側の席。結構離れちゃったからちょっと寂しいな。

すると、担任が入ってきた。
杉山先生っていうんだけど、ハゲてるから『ハゲ山』って呼ばれてるんだ。

『みんな席つけー。今日は転校生を紹介するぞ。入ってこい。』

転校生が入ってきた。
キャー!カッコイイ!イケメン!
女の子たちの声が教室にひびいた。

「あれ?みたことあるようなーないようなー…」

「一ノ瀬 海です。ヨロシク」

うわー金髪だ!ピアスもヤバい…って…
ん?一ノ瀬?聞いたことあるなー?誰だっけ?まぁいっか

『じゃあ一ノ瀬、席は窓側の一番後ろが空いてるな。そこがお前の席な。』

えぇーー!!私の後ろじゃん!

スタスタスタスタ

一瞬、目が合ったきがした。顔整っ