……あたしの言葉を遮ってそう言ったのは、ショウ。
「何言ってんのシテないよ!」
「……恥ずかしがらずに言えばいいだろ。
あんなに感じてたのになー。」
あたしの目を見てニヤケながら言う。
なんっだお前……。
「だからシテないって!」
あたしは、ショウの溝をパンチして逃げ出す。
「ぐはっ!ちょっ……おい!?」
ショウの呼びかけにも応えず、その場からひたすら逃げる。
キーンコーンカーンコーン
遠くでチャイムが聞こえた。
「あぁ!授業始まった……」
けど……
あたしは、ふと我に返る。
「……校外まで来てしまった……。」
なんとここは、学校からちょっと離れたコンビニ!
あたしバカ……。
「……ったく……なに校外まで来てるんだよ……。」
この声は────