「「アンタ(お前)の事なんか大嫌いだ!」」

エピソード1

私の名前は篠田真奈!小学6年生の女の子です!そして
「あーあまた始まったよw」
コイツが私の数少ない男子友達である本間快斗で
「何回やっても飽きないよね~ww」
この子が私の大親友!な筈の小野寺朱理!で
「うるせーぞお前ら!このバカが俺様にたてつくからいけねーんだよ!」
これが私の幼馴染みで金持ちで俺様でモテ男今私が文句言ってる相手であの江尻達也サマです
「たてつくって何よたてつくって!!」
「そのまんまの意味だよバーカ」
「バカって!バカって言った奴の方が馬鹿なんですー」
「お前俺より点数低いクセに何言ってんの?ほんとに馬鹿だな」
ちょっ何この言い方!
「ちょっ二人共落ち着いて・・・もうすぐ鐘なるよ!」
「ちっしょうが無いこの辺で勘弁してやるよお・バ・カ・さ・ん」
「とっとと帰れ!二度と来んな!」
ガシャン!
~~~~
「あーもう!イライラする!」
「まあまあ落ち着いて・・・ほら卒業したらもう合わなくなるでしょ」
そうなんです.これでも私一応受験して私立の学校に特待で受かってるんです!
「ほんとよ~寮に入るからアイツとはもうおさらばよ!やった!」
「寂しくなるなぁ・・・」
「大丈夫!絶対に朱理と遊ぶ時間は作るから!」
「ほんとに?何かごめんね」
「全然気にしないで!私も遊びたいし・・・」
「じゃあお互い時間作らなきゃねーww」
「そうだねーww」
「そうそうまな知ってる?」
「何を?」
「達也君が受験してあの甲斐成に受かったこと」
「え!?あの名門私立に達也受かったの?スゴ!」
「流石だよね・・・だからもっと達也君とは会わなくなるよ~」
ズキン・・・あれ?なんでだろう胸が痛い・・・
「真奈?」
「え?あっうっ嘘マジ!?やった!!!」
その時私は気付いていなかった
「そんなに俺の事嫌いかよ・・・っ!」
「達也・・・」
達也と快斗が私達の会話を聞いていた事と
「(達也君ホントは真奈の事好きなんだけどなあ・・・真奈も満更でも無さそうだし・・・本人気付いて無いけど・・・)」
達也の好きな人は私であり
「(そっか達也ともうあんま会えないのか・・・って私何考えてんのよ!)」
私も達也を気にし始めていることに今の私じゃあ気づけるはずも無かった
「(さっきの胸の痛みはなんだろう・・・もしかして病気!?)」
そして気付かぬまま卒業式が来る