【相川 日菜side】 それからしばらくが経った。 あれから赤松くんと柊くんと会ったことは一度もない。 「秋野くんっ、一緒に帰らない?」 だけど秋野くんとは毎日話してたりしてる。 そして今日は、一緒に帰ろうと誘った。 「ん、まぁいいか。」 秋野くんはそう言って私のカバンを奪う。 「ふえっ⁉︎ ちょ、カバン……」 秋野くんはそんな私を気にせず歩き出す。