「は?おまえ……なにやって……」
戸惑ってる秋野くん。
そりゃそうか。急に抱きつかれたんだもんね。
「……おまえバカなの?襲われたいわけ?」
秋野くんはそう言いながらも私をあやすように頭をポンポンと撫でてくれる。
「今から私、襲われるの……?」
そう聞くと秋野くんはため息をついた。
「襲わねぇよ。でも他の男とかにやったらどうなるかわかんねぇけどな。」
真上で聞こえる秋野くんの声。
ちょうどいい低さで、耳に優しい。
秋野くんの胸の中は
気持ちよくってフワフワして、
「スゥー……」
気づいたら私は眠りについていたのだった。