「どうかしたのか?」
「あっ、ううん!なんでもない!」
急いで携帯をしまう。
「で、なんでおまえがここにいるんだよ。友達は?」
「え、えっと、なんか先生に頼まれてたから……」
適当な嘘をつくと秋野くんはホッとしたような表情になる。
「ならよかった。朝のやつで友達がいなくなったとかじゃないんだな。」
朝のやつって……私が秋野くんについて行った時のことだよね?
私が勝手についていっただけなのに。
優しすぎるよ、秋野くん。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…