次の日。





「秋野くんっ、おはよ!」




なんのためらいもなく、秋野くんに挨拶しに行く。




鋭い視線で少し怯みそうになるけど、これは秋野くんの優しさだから大丈夫。




え?結局弟子の件はどうなったかって?



断られたよ。



『え、嫌だ。』



って本気で嫌そうな顔されたよ。




「秋野くん!聞いてる?」




秋野くんの机に手を置きながらそう言うと秋野くんは立ち上がった。




そして教室を出て行く。




「え、ちょ、秋野くん待って!」




私は急いで秋野くんの後ろをついていく。