「二つ目のお願いがある。」




「な、に?」





テストで勝った方が3つお願いしてもいいってやつのふたつめだろう。




「心配しないでくれ。そして不安にならないでくれ。」




お父さんのこと、だろうか。


確かに心配だし、あの他人行儀だった微笑みを見ると不安にもなった。




だけどそれを秋野くんが望んでいないのならば、気にしないでおこう。




「わかった。」




私がそういうと秋野くんは優しく私の頭を撫でてから帰っていった。