「そっ、そういうこと言うんじゃねぇよ!とにかく今日の放課後空けとけよ?」




「あっ、うん!」




秋野くんはそう言って机に伏せる。



秋野くん……耳真っ赤……照れてるのかな?



だったらかわいいかも……





とりあえず私も香織ちゃんの元に戻った。




そしてデートのことを話すと香織ちゃんはため息をついた。



「デートでそんな顔真っ赤にしちゃって。初々しいわね、かわいすぎるわ。」




そして優しく微笑んでくれる。




「楽しむのよ?」




「うんっ!」




今日のデート、思いっきり楽しもう。



そう思ったのだった。