そうだった……負けた方は勝った方のお願いを3つ聞かなきゃいけないんだった…
「う、ん……わかった……」
何をお願いされるか怖くて少しビビってると秋野くんはフッと笑った。
「大丈夫だよ。おまえの嫌がることはしないから。」
優しく髪を撫でられて安心する。
「うん……っ」
秋野くんは……私に何をお願いするのかな?
「ひとつめ。俺とデートしろ。」
顔を赤らめてそういう秋野くん。
こっちまで恥ずかしくなってくる……
「あ、秋野くん…」
「ん?」
「それお願い事になってないよ……私にとってご褒美だもん……」
私がそういうと秋野くんは私から顔をそらした。