「赤松、」
いつの間にかマンガを読んでる赤松に話しかける。
「ん?なに?」
俺は赤松の髪の毛をクシャッと撫でる…というより掴む。
「ありがとな。おまえのおかげであの二人は付き合えることになった。」
まぁ、それだけじゃない気もするが。
「へへ、別にいいぜ。俺も役に立ててよかった!」
赤松の作戦のおかげで相川さんと付き合えた秋野。
それを機に変わってほしいな。
『所詮、自分が可愛いんだよ。こっちの気持ち考えずに去っていくんだ…』
辛い過去を消すのはできない。
だけど、思い出、することはできるはずだ。
とりあえず俺は相川さんにかけてるんだ。
だから、秋野のことよろしくな?