【相川 日菜side】 「はぁ、秋野くんかっこいい…」 あれからしばらくが経ち、そう呟くと香織ちゃんが呆れたようにため息をつく。 「それさ、10分に一回は言ってるよね?いい加減うっとおしいわ。」 「あはは、ごめんね?でもかっこいいよね?」 私がそう聞くと香織ちゃんは机に伏せてる秋野くんを見つめる。 「まぁ、顔立ちは整ってるよね。顔だけ見たら学年一かっこいいんじゃない?」 顔だけってひどいなぁ……