【秋野 飛鳥side】




それからしばらくが経った。


今日は土曜日、俺は赤松と遊ぶため集合場所に行くと、



「あ……」



そこには相川がいた。




相川は俺に気づいてないらしく、誰かを待っているのかキョロキョロとしている。




……話しかけてぇな。




久しぶりにアイツの声が聞きたい。アイツの笑顔を見たい。



だけど、それをしてしまったらまた好きになってしまう。




目をそらそうとすると急に相川が笑顔で走り出した。




その視線の先を見るとーー




柊がいた。