「赤松!!!テメェ見たのか?見たんだな?しばく。」




その瞬間、加奈子さんが佐野さんにすがりついた。




「佐野くんっ、赤松くんは何にも悪くないよ?佐野くんがみ、みんなのまえで私のスカートめくるから……」




語尾がどんどん小さくなっていく加奈子さん。





「ふーん、つまり加奈子はみんなの前だから興奮したってこと?」




佐野さんがそう言うと加奈子さんは顔を真っ赤にして佐野さんに抱きついた。





「違うよっ!私は佐野くんにしか見られたくないもん!」




え、まって、加奈子さんそれ結構やばいこと言ってますよ。




佐野さんの顔も少し赤いし。




「わ、わかったよ!加奈子がそこまで言うんなら許してやる。赤松、次はねぇと思えよ。」





佐野さんはそう言って私たちを部屋から追い出す。