「えっと…相川さんだっけ?」



「あ、はい…」




柊くんは私のことをしっかりと見つめる。




「秋野はさ、キミのこと嫌いなんかじゃないよ。むしろ大切だと思ってると思う。

俺からはあまり話せないけど…秋野、人が信じられねぇんだよ。

恋愛や友情なんてアイツにとっては無駄なこと、のひとつなんだよ。」





人が信じられない……?



友達だって作らないし恋愛だってしないってこと?